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嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え 書籍レビュー

嫌われる勇気kou'sレビュー Kou’s特選!おすすめ本
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著者/岸岸見一郎 哲学者/古賀史健   発行所/ダイアモンド社 
kou
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今回紹介する書籍は「人間の悩みの全ては人間関係の悩みである」と説く、「アドラー心理学」をテーマに、現在の世間の常識や先入観に対して深く切り込む書籍です。

バニ
バニ

猫にも悩みはいろいろあるけど、「心理学」って聞くとちょっと難しそうなんですけど~

kou
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心理学なんだけど、難しい専門用語などはほとんど出てきません。
哲学者と青年との対話形式となっており、哲学に明るくなくても十分に読みやすい内容となっています。

バニ
バニ

じゃあ安心だね!早速読んでみるよ!
ところで、おすすめはどんな人に?

kou
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職場、家庭、学校など広く悩みを抱えるすべての人に、対人問題を解いていく参考書としておすすめします!

アドラー心理学との出会い

オーストリア出身の精神科医「アルフレッド・アドラー」が20世紀初頭に創設した心理学「アドラー心理学」に傾倒する哲学者と、その思想にとうてい納得出来ない悩み多き若者との間での議論する物語という形で進行します。

哲学者は「この世界はどこまでもシンプル」であり、「人は今日からでも幸せになれる」と説くが、悩み多き若者の目には世界は矛盾に満ちた混沌としか映っておらず、幸福などありえない状態であった。
若者は幾度となく哲学者を訪ね、議論を交わす中で「アドラーの心理学」に対して猛反発し、矛盾を見つけ出しては論破しようと試みます。

「悩みの原因の全ては人間関係にある」と規定し、多くの人間が持つ承認欲求の否定、自己と他人の課題の分離など人間関係にまつわる世間の常識や先入観を容赦なく揺さぶってきます。
過去の原因から現在の状況を肯定するトラウマの否定、現状を肯定へと転嫁するための目的論など、若者の常識を根底から覆される思考が次から次へと展開します。

「人は今この瞬間から変われるし、幸福になることができる。」
「問題は能力ではなく、勇気を持つこと。」
「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、あなたには関係ない。」
「あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」
(本文中より)

kou’s おすすめポイント

アドラー心理学は、ごく当たり前のことを当たり前に説いているように思えたり、片や、理想論としてしか受け入れられられないところもあるかもしれませんが、本当に理解して生き方まで変わるようになるまでには、それまで生きてきた年数分の人生が必要になるとも言われているそうです。
だからこそ一度ならず二度、三度と読み込めば読み込むほど、タイトルの「嫌われる勇気」の意味することを理解できた時の喜びや、「アドラー心理学」への理解度の深まりを実感することができ、多くの人が抱く様々な悩みへのアンチテーゼとなり、処方箋ともなり得るでしょう。

kou
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僕自身、この本と出会い、多くの気づきを得られたことに感謝したいし、別の言い方をすれば、今必要であるからこそこの本に出会ったのではないかと、アドラー心理学風に考えるようにしています。

全ての悩みは人間関係にあると理解し、今ある自身の環境に勇気を持ってフィードバックすることで、世の中の見える景色が少しづつ変わってきたように思えます。

今まさに人間関係や様々な悩みを抱えているすべての人に是非読んでほしい一冊です!

嫌われる勇気kou'sレビュー
嫌われる勇気 ~自己啓発の源流 アドラーの教え~ kou’sレビュー

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